ほんの些細なジレンマ
院生の頃、システム手帳を購入。
スケジュール管理は手帳が無くても出来たが、その頃の私は手書きのモノにこだわっていた。
メモは勿論手書きだが、予定も紙に記した。
本にメモを書かことが定着した。
その本は私にとっての宝物。
感銘を受けたページは角を折りボロボロになるまで読み倒した。そんな頃もあった。
未来・将来像をキラキラと描いていた。
その叶いもしないであろう想いや夢なども含めて、私はそのシステム手帳に【具現化】と記したメモ欄に只々思いつくままに沢山箇条書きした。
今思えばくだらない。
無駄
誰かに見られたら終わり
わたしだけのものだったのに
ほんの小さな事だけれど口に出して言えない、そんな今の欲望や願望を書くのが私の心の支えになっていたのかもしれない。
心の中を口に出さないで私の楽しみも書いてあったのに
密かな楽しみや成長したい感情や想いも書いておいた
それを見られるなんて。
心を見透かされるより卑劣で
私の心にとっては残酷で
プライベートなんて無いんじゃないか
今でもそう思ってしまう
血が繋がってようと親密であろうと覗く事なんて許されない事だと考えている。
だから今もこうしてこの場所にこの文章を残すけど、
地の果てまで探されるんじゃないか
そもそもこのコンピュータも見れるようになってるのか
部屋にカメラや盗聴器が仕掛けられているんじゃないか
見透かされている気がしてこの記事ですら投稿したらいずれ見つかるのかとそんな事あるわけないことまで想像してしまう。
ジレンマです。
書かずには居られなかったから書いたんだと思う。
恐らくストレス発散の意味もあって
後は誰でも良いから見て欲しかったのかもしれない。
別に共感して欲しいとか慰めてほしいとかでは無い。
どういう感情か、どう表現したらいいか分からないけど、
現状に疲れた溢れた愚痴なのかもしれない。